名古屋駅のいろんなお話

名古屋駅のいろんなお話

3つの迷駅 2

3つの迷駅という記事を書いたが、複数の路線が交わる大きな駅ならどこも多かれ少なかれ分かりにくいのは仕方がない。

しかし名古屋駅の迷駅たる理由は皆が言うその構造というより、他にも理由がある。思うに理由は2つあり、一部は重複するのだが、1つには各鉄道会社の協調の無さとサイン(掲示)の分かりにくさである。

協調の無さは、JRと名鉄、地下鉄及び地下街が昔からそれぞれ誰がまとめる事もなく勝手でバラバラだということ。それぞれが営利企業なので仕方がない部分もあるが、公がもう少しまとめるか、一番大きい会社がリーダシップを取るかすれば少しは通路等が整理されたかもしれない。お互いの利害しか考えてこなかった結果が現在の姿であろう。

また、合わせてサインが非常に分かりにくいのも原因の一つである。お互いの表示が勝手で、とても通行客に親切だとは思われない。名鉄名古屋駅も掲示の色を変えたりと狭いホームを効率よく分かりやすく頑張って工夫しています、という事だろうが非常に分かりにくい。私に言わせれば地名など、字が多すぎて分かりにくい、殆どの人は自分の町以外の地名はそんなに知らないものだ。もう少し直感的に見せる工夫をお願いしたい。色んな条件はあると思うが、それでも恐らく、専門家にでも見てもらえば改善する所は多くあるだろう。

建物を大々的に建て替えなくても、今でも改善できる点は多々あると思うので再開発の前に少しでも各社が協調して整理してほしいものである。